こんにちは!ハナラボ事務局のみくです。今回も引き続き、ロゴを巡った戦いの様子をお伝えします!
♢そもそもロゴとは?
ロゴにはロゴマークとロゴタイプという、2種類の形態があります。一言で言うと、ロゴマークが絵、ロゴタイプが文字です。それぞれ単体で使うこともできますが、多くの場合はロゴマーク+ロゴタイプで使います。表示する場所に合わせて、縦に並べたり横に並べたりできるのが、良いところです♪
そしてこのロゴマーク、ロゴタイプは、それで完結するけれど、それで完結しないものだそうです。それで完結するというのは、それを見ただけで何の会社、ブランド、商品なのかが分かるということ。そして完結しないというのは、他の物と組み合わせたり、様々な利用シーンにフィットしたりする必要があるということです。この矛盾する要件を満たすことが、ロゴには求められるのです。
♢数は正義!色々なロゴを出してみる
前回の野菜の断面のロゴのやり取りは12月5日頃。この時はスープ発売の直前。スープのサイトを作りこんだり、塩尻市のふるさと納税サイトに載せてもらったり、前回のブログでお伝えしたイベントの準備をしたりと大忙し。みんなロゴ以外に手を取られ、野菜の断面のロゴへのフィードバックまで手が回りませんでした。ゴメンね。
そこで学生が時間があったので他の案を出してくれました!
分かりやすいように人参や株を具体的な形で描き、友森さんが塩尻野菜を使って塩尻で作っている所を表すため、にレストランをモチーフとして簡単な線でシンプルに描きました。さらに塩尻の風景も並々線などで伝えています。これによりスープが作られる情景を消費者側による想像で膨らませます。
シェフが塩尻野菜に恋をしてやって来た。インタビューの内容を咀嚼すると、友森さんは塩尻の野菜だけでなく、農家の人々や自然、塩尻のバックグラウンド全てに恋をしたのだと思いました。さらに塩尻野菜のスープが塩尻の味そのものである事を言うロゴにしようと思い、スープの中に塩尻の風景が広がっている様子を描きました。私はこの案をブラッシュアップさせていきたいと思いますが…いかがでしょうか?
色々案出しや、展開の幅を広げてくれてありがとう!ロゴにまとまり感がでてきてよくなってると思います^^ スープの中に塩尻の風景が広がっている様子、の所がまだ表現しきれてない気がするので、その辺りブラシュアップと共にさぐってもらえればと思います。 途中経過のスケッチにある、野菜の要素を輪郭に使ったりしてもいいのかなと思いました。
現在の波波みたいな形や葉っぱだと、塩尻らしさはわからないのが残念。どちらかというと文字がメインになってしまっている印象です。無理に入れ込まなくてもよいのでは?そもそもが、長い商品名なので。このロゴだと小さくすると、シェフが恋した、って部分がぜんぜん見えなくなりそう。
皆さんお気づきでしょうか?今回出してくれたロゴはロゴマーク+ロゴタイプではなく、ロゴタイプがロゴマークの中に入っています。最初に書いた通り、ロゴマークとロゴタイプが分かれていれば、レイアウトの組み合わせで様々な形ができるのですが、今回のロゴではそれができません。そして名刺に印刷するときや、ホームページのヘッダーに載せるときなど、小さくすると字が読めなくなってしまいます。利用シーンを考えると、これは厳しそうです。私はこのロゴ好きなんですけどね…。
この指摘を受け、他にもどんどんロゴの案を出してくれました。
塩尻野菜をそのまま食べているようなスープである事を言うために、断面にとろみをつけて表現しました。 また、野菜の形を幾何学にするのはパッケージの野菜も塗り、でたっぷり、シンプルに描くため具体物が見えるとぶつかる可能性がある、または絵柄に融通が利きにくいためです。
ちなみにこちらが一旦置いてみたシェフが恋した塩尻が一本のスプーン(スープ)になったことを言うロゴです。山をスプーンの持ち手にしています。
♢ロゴ制作・提案の指南書!
中々突破口が見えないロゴ制作。そこでハナラボスタッフのデザインナーが、ロゴ制作の指南書を作ってくれました!
まず大事なのは、異なるロゴ案を3案提案すること!その上でどれが良い、どれが近いという議論をしてブラシアップしていく必要があります。ラフ(下書き)→パターン展開→清書→なんか違う…ではなく、ラフの段階で比較できますからね。A, B, Cと異なる切り口から案を出し、比較していきます。さらにロゴ単体ではなく、利用イメージも意識します。公式サイトも既に完成したので、ヘッダー部分に置いたりできますね♪
♢次はどんなロゴを描こう?
仕事や子育ての合間を縫って書いてくれた指南書。ロゴを何度もデザインし直して大変ですが、これに沿って次の案を提案していきましょう!というところで、今回のブログはここまで。ロゴ制作はまだまだ続きます…!