お土産デザインの匠降臨!

こんにちは!事務局スタッフのみくです!今回はデザインチームに密着してきました!

♢デザインのプロに学ぶ

パッケージデザイナーの福井政弘さんにお話を伺うことができました!福井さんがインタビューを受けた記事は観光Re:デザインというサイトの人気記事ランキングで堂々の1位!買ってもらえるお土産品のデザインということで、塩尻市という地域色を打ち出したスープを作る私たちにはとても参考になりそうな予感♪

♢生活空間を大事にする

まず、パッケージのデザインそのものについてお話しいただきました。スーパーなどの店頭で並ぶ商品と通販でサイトに載る商品ではデザインが違うそうです。店頭では陳列棚で目立つように派手な色を使ったり文字を大きくしたりします。しかし、それだと自宅の台所やリビングに馴染まずに浮いてしまいます。一方、通販ではモノトーンで落ち着いたデザインで自宅のインテリアにも馴染むというのです。

また、商品そのものだけではなく商品を使うシーン、その商品がある暮らしの写真をふんだんに使って「生活スタイル」を提案している例も多くあります。言われて初めて確かに!と気づかされました。

♢売り方も大事にする

パッケージのデザインそのものも大事ですが、それだけで売れるわけではありません。消費者側の都合に合わせて売り方をセッティングする視点が必要です。秋田県大仙市のトマトジュースの話になったのですが、通販で7個セットで売られていました。実はこの7個セットというのがポイントで、「1週間続けて飲んでね」というメッセージが込められているそうです。同様に30個セットで「1ヶ月続けて飲んでね」という例もありました。

自分では全く意識していなかったのですが、健康食品などはこのパターンが多いですよね。「キリ良く○円で売るとすると△個セットだよね…」という生産者側の都合ではなく、消費者の生活スタイルに合わせた設計が大事とのことでした!

♢でもコストは抑えたい…!

とはいえ、現実的な問題としてコストによる制約があります。初めての食品製造で生産数は少ないです。どうしても単価は高くなってしまいます…。

しかし、そこをチャンスと捉えるのがプロの視点。数千個なら自分たちで頑張って包装しちゃえば良いのです!たとえば、レトルトパウチに直接印刷するのがコスト的にできなくても、ラベルを作って貼ることはできます。パウチが銀一色でもオシャレなラベルがワンポイントにあれば素敵じゃないですか?

それだけではなくスタンプを手押ししてみたり。生産数が少ないからこその手作業で温かみを出していくのも立派なアピールポイントにできるのです♪さらに、手作業ならプラン変更にも柔軟に対応できます。機械って速くて効率はよいのですが決まった作業しかできないんですよね。箱の大きさも少し変わるだけで設定の変更が面倒だったりそもそも箱詰めできなかったり。小回りの良さというのも手作業ならではです♪

そして実は、箱や缶に直接印刷しているのではなく、シールを貼ったり紙を巻いているだけのパッケージも多いことを教えていただきました。各メーカーもコスト削減のために努力しているそうです。実はあの一見高級な商品もパッケージはシールかもしれません。気になった方はぜひ目を凝らしてパッケージを見てみてください♪

♢分かりやすさは伝わりやすさ

最後に福井さんが大切にしているビジョンを伺いました。

まずは、見た瞬間に分かりやすいデザイン。お客さんは0.何秒しかその商品を見ていません。その中で手に取ってもらえなければ、いくら品質の良いものでもお客さんへは届かないのです。

もう一つは、あだ名がつくようなデザイン。実は、正確な商品名はほとんど覚えてもらえません。友達や家族との間では「あの青いやつ」とか「あの六角形の」という言葉で伝わってしまうこともあります。ある製品は今でこそ有名になっていますが、発売当初は「冬限定の正方形のチョコ」という認識でした。

私たちが開発するスープが何と呼ばれるようになるのか…。そんなことも楽しみになってきました♪

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