はじめまして、ハナラボ学生スタッフの西村美羽です。塩尻市出身で、現在は東京の大学に通っています。
しおじり商品開発プロジェクトでは、長野県塩尻市を舞台に、利用されていない地域資源を活用した「ふるさと納税返礼品」を開発します。企画するだけでなく、製造、販売マーケティングまで行うガチなプロジェクトなんです。
プロジェクトは8月7日〜10日の合宿から始まり、来年の3月末まで続きます。それでは、合宿1日目のレポートスタート!
♢ドキドキ!しおじりプロジェクト開始
新宿からみんなでバスに乗って長野県塩尻市へ!いよいよ4日間の合宿プロジェクトが始まります!
約3時間かけて塩尻市に到着!図書館や子育て支援施設・青年交流などの機能を持った施設「えんぱーく」にて、インタビューの心得を学びました。商品を作るために、なにを聞き出せば良いかなどを確認しました。
♢ 商品のヒントを探すインタビュー
3つのグループに分かれてフィールドワークを行いました。フィールドワークとは、ある調査をする際に、現地に実際訪れ、人びとにインタビューをし、共に生活をするなどをおこなう、社会調査の一環です。
Aチームは伊藤寛司商店、塩尻・木曽地域地場産業振興センターへ。Bチームは森林公社、農家の永原さん、稲垣さんのワイナリーいにしぇの里葡萄酒へ。Cチームは矢沢加工所、ラ・メゾン・グルマンディーズ、サンサンワイナリーへ行きました。
私はCチームに同行。初対面同士の学生たちは行きの車のなかでインタビュー内容の共有をおこなっていました。3人ともインタビューが初めてでかなり緊張しており、入念なチェックがおこなわれていました。
まず最初に、果物の加工食品を作っている「矢沢加工所」へ。緊張しながらも的確な質問を投げかけ、和やかにコミュニケーションをとっていました。
そのおかげなのか、「矢沢加工所」の方もたくさんお話ししてくださり、余剰果物のこと、加工食品の作り方や商品へのこだわり、若い世代へのバトンパスに関してなど、多くのことを聞き出せました。
また、お茶菓子としてプラムやおかき、漬物、飲み物まで出してくださいました…!おばあちゃん家に来たみたい…!なんと全て自家製。非常においしく頂きました。
♢塩尻野菜をみんなで味わう
ランチはみんなで、「ラ・メゾン・グルマンディーズ」へ♪
「ラ・メゾン・グルマンディーズ」は、塩尻野菜を使用したフレンチレストランです。とうもろこしのポタージュ、塩尻野菜のサラダ、信州福味鶏のトマト煮込みを頂きました。
私は塩尻市出身ですが、こんなに塩尻の食材を意識して食べたことは初めてでした(笑)。いままで当たり前に食べていたためわからなかったのですが、塩尻には豊富で質の高い野菜が多いということに気づきました。みんなもおいしそうに食べていて、私が作ったわけでもないのに非常にうれしかったです(笑)。
♢午後もインタビューだ~!
おいしく頂いた後、再びインタビュー調査スタートです!A、Bチームは残りの場所へ、Cチームはそのまま「ラ・メゾン・グルマンディーズ」に残り、友森シェフに話をお聞きしました。
塩尻野菜の多品目さや、塩尻の食文化を向上させていきたい想いなどを熱く語ってくださいました。学生も前のめりになりながらインタビューをしていました。
その後すぐ移動して「サンサンワイナリー」へ!「サンサンワイナリー」は高齢者のリハビリ農園として始まったワイナリーです。畑から工場内まで案内していただきました。2ヘクタールの広々とした畑やブドウ、ワインを五感で感じながら見学することができました。
衛生面への取り組み、ワインラベルのこだわり、食材の味やだしのうまみを大切にする和食には料理の味を邪魔しない日本ワインがやはり一番合うという、日本ワインの良さなどを知ることができました。気になったことはすぐ聞き、細かいこだわりも聞き漏らさないようにする姿勢で、たくさん情報を聞き出していました。
他のチームには内緒ですが(笑)、試飲もさせていただきました!「こんなにちがいがあるんだ」とか「私はさっきのワインが好きかも」など、多くの種類を一度に飲み比べることによって、それぞれのワインの特徴や自分の好みの発見につながり、たのしみながらワインを飲んでいました。この体験はなにやら商品づくりのヒントに…?
♢塩尻を堪能するBBQ!
1日目はここまで!さあ、夜は、みんなでBBQ!永原さんの畑でとれた野菜や「矢沢加工所」のリンゴジュース、塩尻市の酒造「笑亀酒造」の日本酒、アルプスワインなどなど、塩尻尽くしのBBQをみんなでたのしみました。スナバの方なども来てくださり、さまざまな話ができ、多方面からのインプットができました。また、みんなでゆっくり食べて話ができたため、緊張もほぐれたのではないでしょうか。
寝る前に軽くインタビュー内容をまとめて、アイディア出しの2日目に備えて就寝です!おやすみなさい~