こんにちは!事務局スタッフのみくです。今回は商品ロゴの制作の様子です♪今回の内容も、スープ発売の12/10前後の様子です。
♢商品名と並ぶ商品の顔
突然ですがみなさんはお気に入りのロゴはありますか?ロゴは企業や商品の顔として欠かせない存在です。パッと見ただけで何を表したものか分かったり、興味を持ってもらう必要があります。シェフが恋した塩尻野菜のスープの魅力をビジュアルで分かりやすく伝えたい!今回は商品ロゴを巡った、2ヵ月に及ぶ戦いをお届けします。
♢スープのロゴの大進化
ここからは、学生が制作したロゴと、ハナラボスタッフのデザイナーによるフィードバックから一部を抜粋しました!そのままのやり取りをご覧ください♪
①塩尻の「塩」をデザインしたロゴ
- 塩尻がぎゅっと詰まった感じ
- スープにそのまま塩尻をつめた、シェフからの贈り物
- 食べた人も美味しく、幸せになれる
恋のワードが入ってもそれをロゴにしようとするとハートやリボンが入ってしまい、スープ感が薄れるので良くないと思って…恋というワードは表さないロゴになっています そうなるともう全く別のストーリーをロゴに入れることになり…
塩の文字をどうにかしようともがいてるのはわかる感じなんだけど、そこが前面に出すぎて、コンセプトがわからなくなってる感じ。がしましたー。シェフと野菜がまずあって、と言うところが前面のレイヤーかなと。
シェフ感がないので、極力シンプルな要素でシェフを表したらどうなるかという所をデザインできれぱ。
シェフが恋した野菜っていうのが表現できれば、スープは文字の方で良いとおもいます!野菜が大事にされてる、恋されてる感。
シェフとスープと野菜とをシンプルな要素で表現………ちょっとやってみます…!
②シェフとスープと野菜とをシンプルな要素で表現
幾何学形態で野菜やシェフを表す方向で行ってみます! 野菜に恋をし、野菜の声を聞き、野菜に愛を注いだ友森さんならではのスープにするまでの工程を幾何学で表しました。 サイトに使用する際も模様としてシステム的に使用もできるし、同じ画面に入れても写真の野菜を邪魔しないで見せられます。
幾何学形態に込めたストーリーはよいなと思いましたが、伝えたいことも形としての要素も多すぎるかなー。削ぎ落として、野菜とシェフの2つの要素で成り立つ方向で頑張れたら。てなると下の方向なんだけど、まだこれもよくわかんないよね?形として仕上がってない感じ。でもこの方向で再考してほしいと思いました。後は、使われ方を想定して、写真の上や、商品の上、販促品とかの上に乗せてみながら見るといいと思います。
無理に全部の要素を入れる必要はないよ〜。特に塩尻要素はなくてもいいかな。
無理にパターンにしなくても、最初の方のスプーンと野菜をピクトっぽくしたら良かったり? 今回ってふるさと納税だし、都会的なイメージに無理によせなくてもよいかも?と、思いました。
ありがとうございます…! うーん、サイトやパッケージのことを考えると少しオシャレでミニマルな幾何学形だなと進めていました みなさんのフィードバックを元に一旦イラレ(イラストレーター)で作ってみます!
③地図のマーク
地図のマークです。使用する野菜の種類が多い&今後も増える野菜の種類のために野菜を総括して野菜の記号で表しています。その記号を逆さまにするとシェフのネクタイになります。
ロゴ、新しい切り口見つけたね。説明として、シェフと野菜のあわせは、よいのでは。あとは表現で、今回のコンセプトに込めた温度はどんな感じなんだろ?個人的には、恋したとか、愛情とか、友森さん、とかを考えると、もっと暖かい柔らかいイメージがします。有機的だったり、曲線だったり、色も黒ではなかったり。今回のはカッコ良い感じはするんだけど、温かみが感じられない。形のディティールをもう少しアレンジしたり、色やフォントでその温かみを表現できるように再考してみるといいと思います。あとは、説明を聞くと野菜の記号なんだってわかるけど、聞かないとわかんないってゆう難しさが残るね。
シェフ×野菜という表現は良いと思います!でもやっぱり温かみというか温度感はほしいと思います。食べ物だし、温かいものだし。見たときにオシャレなのも大事だけど、食べたいと思う気持ちが食品は大事なのでー。もう少し有機的に生き物感(野菜もシェフも)出るとよいのかなぁ。フォントは、絵に合わせてもう少し抑揚あるものでも良いかも?太さ変えるとか。
④野菜の断面
なんだか最初カレーみたいになっていたんですけれど 赤カブと緑野菜に絞って幾何学化すると近づいてきた感あるのでこれで進んでみます 小さくしても見えますし田舎ぽすぎず少量のモダンさと温もりを感じるデザインになっています。 今レイアウトにはめているのが現段階のロゴ候補なのですが印象どうでしょう…?
野菜の味わいが出ていてよいね!ただ、文字部分とのバランスが悪いかな。ロゴマークが大きすぎて。シェフが恋した、という部分も小さすぎるよね。そこも含めて商品名なので。見直してみてください。それと、横バージョンも考えてみて。横で使うことも多いので。
ロゴではなく一つ一つの絵に見えてきますね。まとまり感が薄いような。イメージ案はこれからかな?
だいぶ和風に寄ったねぇ。字がはいってどうなるかかな。フレンチ感を色調整して出せないかなぁ。
♢しかしここで負けられない
中々決まらないロゴの方向性。野菜の断面を配したこの野菜の断面のロゴは学生一押し!このような理由から思い入れがあるようです。
「もっとフレンチ感を出せないか」と言われたロゴですが、 私は以下の理由からこのロゴが最も良いと思います。
今回最もアピールしたい、塩尻野菜を表現できること
形や構成がロゴとしては珍しく、ユニークで覚えやすいこと
色を多くしたい時はカラフルに、単色にしたい時は単色にしたとしても、形で同一ロゴとわかるため、色の展開がしやすいこと
並べ方次第で長方形にも正方形にも展開しやすいこと
このロゴは野菜が一番美味しく見える、切った瞬間をアイコン化しています。またコンセプトに合ったちょっとした可愛さとおしゃれさ、ユニークな形で新規性を表しています。具象系と抽象系の中間なので、野菜が想像しやすく、かつ小さくしてもそれと分かります。
テイストについてもフレンチっぽくと言われましたが、フレンチはシェフのバックグラウンドの話でありスープ名にも入っておらず、またスープの特徴はフレンチでなく野菜なので、スープのロゴが洋風である必要性は薄いと判断しました。逆に、奈良井宿や漆の生産地であることなど、塩尻は和を感じる地域です。今回の大目的が塩尻のブランディングであることを考えると、ほんのり和を感じる現在のテイストは塩尻を表すのにぴったりだと思います。
また、まとまりがないとフィードバックがありましたが、正方形や長方形に展開しやすいこともあり、スープの長めのタイトルと一緒に置くと、全体でとてもバランスが良く見えます。パーツや形を変更したくさんのパターンを作ってみましたが、このパターンが最も塩尻野菜が伝わりやすいです。
なお、現在サンプルで作成しているのはフリーフォントなのですが、後フォント購入にてフォント製作をします。今は一番近いものを入れています。
♢学生一押しのロゴの運命は!?
熱い想いがこめられた野菜の断面のロゴ。果たしてこのロゴは採用されるのでしょうか?次回へ続きます…!